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神社の巫女ってどんな仕事?どうやってなるの?なり方6つの方法と仕事内容を紹介

更新日:2020年5月27日

巫女歴20年のKAGURAMEです!

一口に20年といいますが、まあいろいろありまして(;・∀・)

それについては本サイトのプロフィールをご覧いただければと思うのですが、ここでは一般的な巫女がやっていること、どうやって巫女になったかなどを私の経験や一般情報を元にご紹介させていただきます。

目次

  • まずは仕事内容

  • どうやってなるの?6つの主な方法

  • 意外に知らない早期定年

  • 制服ってご想像通りですが・・・

  • まとめ

まずは仕事内容


1、常に雑務、雑務、雑務!掃除中心に事務作業

華やかに見えるのですが、大半のお仕事は、神職さん(神主さん、宮司さん)の補助で、

神社のあらゆる雑用をします。

おおざっぱな言い方かもしれませんが、細かくかく書くときりがないくらい雑用です。

例えば、氏子さん(神社を支援して下さている方)へのお手紙準備。

神職さんが出張へいく際の荷物の準備。

お茶出し、コピー、電話対応、その日の日経計算・・・。

一昔前のOLさんのような、現在の女性キャリア社会では考えられないような雑用です。

なので、おおざっぱの方が良いかと・・・。

あとは、手の空いている時は、ひたすら掃除ですね。

なにしろ敷地は広いですので、いくら掃除しても、足りないです。


2、授与所業務

もっとも一般の方が、目にされている巫女の仕事姿は、この授与所業務だと思われます。

参拝者の方にお守りを授与たり、おみくじをお渡ししたり、最近では、御朱印ブームも伴って、

習字のできる人なら、御朱印の書き手としての業務を行ったりします。

お正月などの一極集中で人が集まる際に、臨時で短期巫女が雇われることがあるのですが、

そんな時もこのポジションに配属されることが多いです。

参拝者の質問に答えしたり、その神社の由緒を話ししたりと、フランクにいうと接客のお仕事です。

参拝者の中には初詣程度の回数の参拝の方から、スピリチュアルやパワースポットの達人!?

なんて方もらっしゃいますので、それぞれに合った対応が必要です。

参拝者さんの年齢層は幅広くなりましたが、やはり高齢の方も多いですので、マナーには

気を付けたいものです。


3、祈祷や式典の補助業務



巫女の一番の重要業務といえば、この祈祷業務でしょうね。

祈祷は、参拝者お願い事を取り次いで、叶うように神職が、

神前に祝詞を唱える儀式なのですが、神職の補助として、 

鈴祓いを行ったり、あるいは神楽という供え物を神様に捧げる

役目の業務です。

神楽の内容やご祈祷については本サイトや別のブログで紹介しているので、割愛させていただきますが、巫女にとっての醍醐味の業務であることは間違いないです。

神楽や、儀式の進行など任せられることもあるので、一定のスキルが必要になるので、

巫女として慣れてきた方やベテランが携わることになります。

結婚式や夏祭り、秋祭り、七五三などの行事も含まれます。




どうやってなるの?主な6つ方法

1、地元のなじみの神社へ

まずは、自宅近くの小さい時からお参りしたことのある神社に尋ねてみましょう!

なじみのある神社なら、話しもしやすいと思います。

その神社がもしかすると、募集している場合もありますし、アドバイスをいただける場合もあります。

一般的に求人募集を行っていない世界なので、なんでも情報収集をすること、積極的に行動することが、この業界てお仕事できる近道です。


2、気になる神社に電話や訪問

実際に気になる神社に出向いて巫女が何人いるかや、どんな感じで働いているかを観察してみましょう。

そして、忙しくない時期や時間を配慮しながら、失礼のないようにお電話してみます。

やりたい気持ちをペラペラ話すのではなく、

「募集されているか?」

「募集することはるのか?」

などをお伺いするような感じで大丈夫です。

タイミングが合えば、即面接や採用という流れにもなるし、いつごろご連絡すれば良いかの確認も

できます。


3、お正月前は要チェック

神社のお正月は、何人人手があっても忙しいです。

なので、臨時短期職員(短期バイト)を募集したりします。

それに合わせて連絡するのもアリです。

短期バイトからそのまま本職になった方もいらっしゃいます。

時期は、さまざまですが、12月中旬には全て決定していると考えておいて下さい。

中には、正月も臨時を雇わない神社もありますので、いろいろな神社を早い段階からチェックしておいた方がいいです。


4、神道系の学校より紹介 

高校でも大学でも神道系の学校があります。厳密にいうと神道学科かな?

神職、神主になる為の学校です。大学の代表は国学院大学、皇學館大学。高校では、大阪に所在する浪速高校など。学校で情報提供してもらえます。巫女限らず繁忙期のお手伝いはよくあります。

ただ、神職と違って資格の要らない巫女を学校に通ってまでなろうという人は、あまり居ないようです。

あなたがもし、神道系の学校に進学できたならば、ぜひ神職さんを目指してほしいです!


5、ハローワーク

これは本当にごく稀です。全く掲載無し!ということもないんです。

ただ、私の経験では、すごく交通の不便な過疎化した場所であったり、地方だったりしました。

引っ越しが問題ないという方は、ハローワークに掲載タイミングで問い合わせしてみてださい。

本当になかなか出ないので、掲載されている時は、二度とないチャンスですよ。


6、最近では、神のHPやSNSに記載していることも

私の時代はなかったのですが、最近では、神社のHPやSNSに投稿されていることも多いです。

本職というよりも、先に述べた臨時短期職員、正月の短期バイトの募集になります。

本気でやってみたい方は、まめにチェックすべきです。


いづれにしても最近では、本職(会社世界でいうと正社員)での雇用ではなくアルバイト雇用での採用が多いです。

もし仮に短期バイトで採用されたとしても、気に入ってもらえたら長期や本職という話もありえますのであなどれません。

よく聞かれるのは、「資格要りますか?」なのですが、神職さんは、資格必要ですが、巫女は必要ないです。なので、誰でも出来るといえば、出来るのです。


番外編 巫女体験に参加する

これは、職業としての巫女ではなく、神社にいくらかの初穂料(参加費)を納め、巫女装束を着て

業務体験を希望する方を集めている神社もあります。

参加費のお支払いがあれば応募者は、ほぼ巫女になれます。

どうしても!という方は、どうぞ~

ただし、もちろんお給料は出ませんし、参加したその日限りです。

 

意外に知らない早期定年

勤務できるのは18歳ぐらいから。

定年は、とにかく早くて25歳~30歳ぐらいなんです。

なので、大学卒業していざ!となると勤務年数が非常に短いのでたいていの人は、高校卒業で職に就かれています。ただ、年数が経っても事務方としてや、新人巫女の教育係として残っている方もらっしゃいますよ。

それにしても一線で・・・という立場ではなく、あくまでサポートに近いです。

私が20年できたというのは神社の特殊事情というのもあります。

スキルや信頼があれば、長期も不可能ではないですが、一般的には、定年を機にやめる方がほとんどです。

正月だけの短期バイトはこれに限りませんので、高校生などもいらっしゃいますし、人手がたりな場合、そこそこな年齢の方もお手伝いできることもあります。


制服ってご想像通りですが・・・。

白衣に赤い袴(緋袴)そして、千早とよばれるシースルーっぽい上着、熨斗や水引ついた和風の髪飾りですね。

白衣でも重ね襟をつけたり、つけなかったり、飾りも神社によって様々ですが、その神社ごとの流派や決まりで異なっています。

ちなみに私の勤めていたところでは、神楽の流派を取り入れた装束となっていました。

そうそう!神社では、この制服衣装の事を「装束(しょうぞく)」呼びます。

基本的にはこの装束を着用して勤務するのですが、最初にお話ししたように巫女の業務は雑務掃除が多いのです。時には、袴の裾が邪魔になったり、生地が洗濯しずらいので、汚れる作業の時は、「作務衣」という、いわば作業着を着ることもあります。その作務衣も原則白色で統一したものになりますね。




まとめ

普通の職種と違いあまり一般募集されていないのが現状です。

やってみたい方は、情報収集と行動力あるのみです。

本気なら、どんどん神社に連絡するのはアリです。

自分を売り込んでみましょう!

しかし、一見華やかな仕事に見えますが、ほとんどは雑用。

また、早い段階で退職を迎える、年齢が高いとなりにくい(できないわけではない!)

参拝者対応は、究極の接客業ともいえます。

毎日神様のそばで居たいと思う方には匹敵ですが、巫女装束を着て仕事がしてみたい!ただあこがれて・・・というのであれば、そこそこ覚悟は必須です。

しかし、神道の事やマナーなども学べるので、良い経験になるのでぜひチャレンジしてみてください!


参考書籍




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